今回は節税のお話。
ぼくは普段勤務医として働いています。
医者は比較的高収入のため、どうしても税金を納める額が大きくなります。
年末になると少しでも節税する方法を考えています。
今回は個人年金保険料控除を目的として、JA共済の予定利率変動型年金共済「ライフロード」を契約したお話です。
目次
サラリーマンや勤務医ができる節税
個人事業主や会社を起業している方たちは、経費なども上手く用いて節税していますが、サラリーマン(勤務医を含む)ができる節税は意外と限られています。
有名どころをあげていくと
- ふるさと納税
- 住宅ローン控除
- iDeCo(確定拠出年金)
- 生命保険料控除
- 個人年金保険料控除
となってくるでしょうか。
できることは少しでも行い、節税していこうとおもっています。
ふるさと納税は毎年行なっているので問題ありません。
別記事で詳しく説明しています。
住宅ローン控除は賃貸マンションなのでできません。
個人型の確定拠出年金であるiDeCoは以前満額(23,000円)を掛けていましたが、現在の勤務先は企業型の確定拠出年金があり、そちらに移行しています。
生命保険料控除はすでに取り組んでいて、満額控除されています。
残すは個人年金保険料控除のみ。
今回は個人年金について、個人年金保険料控除という節税の観点から見ていきたいと思います。
個人年金加入のメリット
個人年金加入のメリットについては
- 個人年金保険料控除が使える
- 強制的に天引きされ貯蓄できる
点が挙げられるでしょうか。
個人年金保険料控除はどれくらい控除されるのか?
掛け金が所得控除となり、所得税と住民税が安くなります。(上限額は8万円まで)
所得率によって控除される割合が変わります。
勤務医の場合は、課税される所得金額の多くが
- 695万円を超え 900万円以下
- 900万円を超え 1,800万円以下
になると思います。
それぞれで考えてみましょう。
課税される所得金額が695万円を超え 900万円以下 の場合
所得税 40,000円 × 23% = 9,200円
住民税 28,000円 × 10% = 2,800円
合計 12,000円が控除されます。
つまり68,000円の掛け金で80,000円となる計算。
利回りで言うと17.6%になります。
課税される所得金額が900万円を超え 1,800万円以下 の場合
所得税 40,000円 × 33% = 13,200円
住民税 28,000円 × 10% = 2,800円
合計 16,000円が控除されます。
つまり64,000円の掛け金で80,000円となる計算。
利回りで言うと25%になります。
結構お得な商品となります!(もちろん受け取り時の税金を考えると利回りは下がります。)
30年契約した場合
12,000円か16,000円が毎年控除されることになるので、30年かけると
36万円もしくは48万円!
高年収の人こそお得になります。
個人年金加入のデメリット
もちろんメリットだけではありません。
デメリットとしては
- 資金を拘束される
- 途中解約すると元本割れを起こす場合がある
- インフレに弱い
という点が挙げられます。
ぼくは30代なので60歳まで個人年金を加入すると30年近くあり、そんな先の未来はまだわかりません。
現在は超低金利の世の中なのでインフレに関しては問題になりませんが、将来はわかりません。
ただ、ぼくは浪費家なのでお金が余っていると使ってしまいます。
強制的にある程度天引きされたほうが良いと思い、今回契約することとしました。
JA共済の予定利率変動型年金共済「ライフロード」について
個人年金商品は多数存在しています。
ぼくが選択したのはJA共済の予定利率変動型年金共済「ライフロード」です。
良いと思ったところは
- カード払いができる
- 最低利率保証がある
- 経営母体が有名であり、倒産のリスクが少ない
という点です。
年間8万円の掛け金を設定もできるので、個人年金保険料控除のメリットを最大限活かすこともできます。
最低利率保証がある点も魅力です。
個人年金保険のデメリットでも挙げたインフレを少しですがカバーできます。
クレジット払いができるJA共済(JA東京あおば)に行って契約しました!
ライフロードの申し込みはJA共済に行く必要があります。
またJA共済はクレジットカード払いができる店舗が限られています。
いくつかのJA共済の営業所に問い合わせを行ったところ、東京都練馬区にある「JA東京あおば」ではクレジットカード払いができるとのことでした。
実際に行って試算と契約を行いました。
ぼくは自分自身の浪費を抑えるため、月額20,000円でかけることとしました。
30年間の掛け金: 7,440,000円(744万円)
最低利率(0.75%)の場合の受け取り金額: 8,180,000円(818万円)
1.47%での利率での受け取り金額: 9,360,000円(936万円)
最低利率で経過した場合、利回りは9.9%となり、控除額(48万円)を含めて考えると、利回りは16%となります。
ちなみに、今の利率(1.47%)で計算すると、利回りは25%となり、控除額(48万円)まで含めると、利回りは32%となります。
ギリギリの8,000円で掛けたほうが利回りは良くなりますが、ぼくは浪費を抑えるためにも年払い240,000円(月20,000円)で契約しました。
まとめ
個人的には浪費を抑えるために契約しましたが、万人にオススメの保険ではないと思います。
だって同じ金額を投資に回したほうが、絶対に利回りがよくなるから。
もちろん投資にもしっかりお金をかけて、余った部分で行う形が良いと思います。
まだ確定拠出年金(iDeCo)をやっていない方は、そちらから始めたほうが良いです。
iDeCoは、23,000円×12か月=276,000円が全額控除扱いになるからです。
iDeCoもやって、お金が余っている方は個人年金保険も検討してみてはどうでしょうか?
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